看護師は患者さんだけでなくその家族のケアも必要

看護師の場合、患者さんやその家族に対して、どう接するべきか悩むというのは普通のことでしょう。中には本当に困ってしまう患者さんやその家族も居るものです。看護師として働く中で、どんな困った患者さんやその家族に出会ってきましたか?

寝たきりの患者さんが多い病棟で

看護師になって8年目の20代女性看護師です。混合内科病棟に半年勤務したあと、訪問入浴介護を7年続けました。現在は結婚して専業主婦をしています。新人のとき、配属されたのが混合の内科病棟でした。様々な疾患の患者さんが入院しており、寝たきりの患者さんが多くいらっしゃいました。

付き添いが必要のない患者さんの奥さんが

その中で、患者さんではなくその奥さんに困らされたことがあります。患者さんの疾患は覚えていないのですが、寝たきりの患者さんでした。奥さんは70歳くらいで、患者さんは特に付き添いが必要な病状ではありませんでしたが、その奥さんは患者さんの病室に入りびたりでした。病院側から帰宅するよう何度か促しましたが聞き入れてもらえず、精神状態が不安定な様子で看護師に八つ当たりするなど問題行動が見られていました。

夜中に廊下でたばこを吸われて

問題が起こったのは夜勤勤務中のことです。通常夜勤は2名体制でしたが、当時私は新人だったため先輩看護師2人を含む3人で回っていました。ふとナースステーションから廊下を見ると、たばこを吸いながら平然と歩く奥さんの姿が見えました。患者さんの中には酸素吸入をしている方もいらっしゃいますし、何より危険なのですぐに注意しましたが、たばこを吸い続けています。先輩看護師が何とかたばこを取り上げましたが、その後も興奮状態で騒いでいました。

興奮状態を必死になだめた

このような状態では、仕事になりません。私は「とにかく奥さんを見てて」と先輩に頼まれました。落ち着いてもらえるように、なるべく親身に話を聞きました。奥さんの話すことは全くつじつまが合っていなかったのですが、相槌をうち共感する姿勢をとるように努めました。するとだんだんと落ち着いていき、最後には笑顔がみられるようになりました。その後、先輩看護師が家族に連絡し、お嫁さんが迎えに来てくれました。お嫁さんも普段から困っている様子で、申し訳なさそうに一緒に帰っていかれました。

たまたま看護師の人数が多かったので助かった

このケースは、本来ならば当直師長に応援を要請する必要があったと思いますが、たまたまいつもより1人人員が多く、話を聞くことで落ち着いたので良かったと思います。患者さんの様子だけでなく、家族の様子にも普段から目を配る必要があるのだなと、つくづく思いました。